相続

【相続・解約】③国保からの脱退

2020年11月3日

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今回の主役・公的医療保険には
誰もが加入する仕組みとなっています。

これを『国民皆保険制度』と言いまして、
収入や年齢によって異なるものの
原則3割負担で医療を受けられます

 

もちろん、死後は医療が必要ないので
この保険から脱退することになりますが…

こえつ
その手続きも、
やはり遺族がおこないます。
国は勝手にやってくれません。

 

死亡届を提出した時点で
脱退させてくれればいいものを…。

と、言いたくなりましたが
保険の仕組みを知っていると、
それでは困ると思うかもしれません。

 

というわけで今回は、
公的医療保険からの脱退について
体験談をベースにお話ししていきます。

 

※読む前に注意

社保ではなく、健康保険

会社勤めの方が加入する保険は以下5つ。

  1. 医療保険
  2. 厚生年金保険
  3. 介護保険
  4. 雇用保険
  5. 労災保険

これらを1つにまとめた名称が『社会保険
医療保険のみの呼び方は『健康保険』です。

正式名称を採用したいので、
ブログ内では『健康保険』と表記しております

 

こえつ
ちょっと細かい点ですが
【健康保険=社保の一部】
ということを私が知らなかったので。

 

それでは早速いきましょう。

 

あなたは国保か、健康保険か

 

あなたが入っている保険は
国民健康保険ですか?
それとも健康保険ですか?
こえつ

 

兄ちゃん
なんか似たような名前やな。
オレは会社の保険に加入してるから…
健康保険やな。

 

正直に答えてくれたお礼に、
私はあなたと同じ保険に加入しますね。(=扶養になる)
これであなたは
扶養控除が受けられて、お得です。
こえつ

 

兄ちゃん
扶養控除??

 

何やら気になるワードが出てきましたね。

マーカーを引いた
国民健康保険健康保険

どちらに加入しているかで、
解約の手続き方法が異なります。

まずはその違いを解説します。
そして、
扶養控除のことも知っておきましょう。

 

国保の場合

 

国民健康保険

死亡した人が世帯主であれば、
(おなじく国保に加入している)
世帯全員分の保険証もまとめて返却します

※世帯主以外の場合は、
死亡した人の分だけで大丈夫です。

 

こえつ
返却後は新しい世帯主を決めることで
再び国保に加入できます。
しかし被保険者番号が変わるので、注意しましょう。

 

世帯主は大概、
故人の配偶者や子供だったりとさまざま。

世帯主になったからと言って、
難しいことをするわけでもありません。
ご安心を。

ちなみに我が家は母が世帯主になりました。

 

 

健康保険の場合

 

健康保険

 

死亡した人が在職中の方であれば
すぐにその勤務先へ連絡します。

健康保険・ 厚生年金保険
被保険者資格喪失届』を
5日以内に年金事務所へと提出しなくてはいけないからです。

※被保険者=保険の対象者

 

こえつ
手続きに不安がある人は、
人事の担当者に助けてもらいましょう!


 

さて、問題はここからです。

 

扶養に入っている人も知っておこう!

 

被保険者が自分とおなじ保険に
家族を加入させる=扶養にしていた場合。

被保険者の脱退と同時に
彼ら(扶養家族)も
健康保険から脱退しなければなりません。

 

こえつ
死亡以外にも、退職などの理由で脱退することもあります。
この仕組みは、
よーーく理解しておきましょう!

 

また、脱退後
扶養家族だった人たちは
以下2つのどちらかを選びましょう。


国民健康保険に加入する
健康保険に加入している人の扶養に入る。
(健康保険への加入)

 

扶養ってなにがいいの?


兄ちゃん
そもそも扶養って何がお得なんだ?

 

扶養に入ることで得られるメリットは多いです。
例えば今回のように、
被保険者とおなじ保険に加入すること。

扶養に入った人たちは
一円も支払わずに、
公的医療保険の制度を使用できます。

 

こえつ
つまり、病院でも歯医者でも
3割負担で済むんです。

 

通常は保険料を納めないといけませんが
扶養に入る人は0円で済むんですよね。
保険料免除はでかいですよ!

ただし、先ほど述べたように
被保険者が脱退すればその特典は終わります。

 

 


また、
被保険者にもメリットがあります。
扶養控除です。

こえつ
なんと、扶養家族1人につき
38万円の控除が受けられる!!


控除をものすごく大雑把に説明すると

あなたの収入から引かれる
税金の金額を下げてくれる存在です。

控除額が多い=収入が増える
という風に捉えておきましょう。

兄ちゃん
扶養控除すげー!!

 

ただしこれは健康保険のみの制度です。

国民健康保険には残念ながら
扶養の制度がありません。
その代わりに誰でも加入できるのが利点です。

 

国保からの脱退(+体験談)


 

世帯主の父は
国民健康保険に加入していました。

おなじく国保加入者の私と母は
亡くなる前に兄の扶養に入ったので、
脱退の手続きが必要なのは父だけになります。

 

用意するもの

 

実際に用意したもの

①死亡届と死亡診断書のセット
(コピーしておく)
②亡くなった人の健康保険証
③印鑑(実印ではありません)
④個人番号(マイナンバー)カード
⑤葬祭費や死亡弔慰金などを振り込むための通帳
⑥葬儀の領収書

 

これとは別に
我が家では高額療養費の申請に使う
限度額適用認定証もセットで返却。

この認定証は病院の窓口に提示すると
支払いが自己負担上限度額で済む代物。
(限度額は収入、年齢で違う)


こえつ
いわば、病院で使えるパスポートです。
利用後は破棄せず、返却しましょう。

 

脱退の流れ(体験談)


まずは書類に必要事項を記入していきます。

 


こえつ
私は先に
加入先(組合)に足を運んでいたので
手続きがスムーズでした。

 


書類を提出したあとに以下の4つを
組合からいただきましたよ。

  1. 組合からのお香典(3万円)
  2. 住んでいる町からのお香典(1万円)
  3. 当月分の保険料代返金(2万円)
  4. 消化しなかった組合の労災費6ヶ月分(およそ3万円)※これだけ自己申告だった



また、
葬儀を行ったので葬祭費の申請もします。

葬祭費とは、加入先が
葬儀にかかった金額の一部を支給すること
これは国保でも健康保険でも、
どこの保険でも申請することが可能です。
葬儀をやっていない場合は不可

こえつ
葬祭費の申請には葬儀を行なった証拠(領収書など)が必要です

 

保険証を返却し、
無事に国保から脱退できました。

 

傷病手当金の申請

 

父は傷病手当金の申請もできました。

 

傷病手当金とは、
病気や怪我が理由で仕事を休む・入院した時に支給されるお金のことです。
※自営業やフリーランスは受け取れない。


こえつ
支給には複数のルールがあります。
詳しくは書きませんが、
自己申告をしないと受け取れないものです。

 

傷病手当金の請求には
病院側に『何日間働けない日があったのか』を一筆書いてもらう必要があります。


その一筆を書いてもらうのに
1週間かかりました。






実は、証明書の発行業務は
医師の負担になっている程に大変らしいです。


こえつ
たかが一筆、されど一筆。
時間はかかりますが、書いてくれるお医者様には感謝ですね。



 

まとめと余談

 

今回は公的医療保険、
国保からの脱退についてまとめました。

 

今回抑えておくといいポイントは以下3つ。

 

簡単なまとめ

国民健康保険の脱退

・世帯主が死亡
→世帯主を新たに変更すれば再加入できる。


健康保険の脱退

・被保険者(扶養あり)が死亡
→扶養家族も脱退する必要がある

扶養控除は健康保険のみ

 

公的医療保険は
誰もが加入することになる保険なので
必ず一度は脱退することになるでしょう。

だからこそ、保険の仕組みは
誰もが理解しておくべきだと思います。

 

この記事がお役に立てたら幸いです。

今回はここまで。ありがとうございました!

 

 

 

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