今回はラジオ版もあります。
※タップすれば音が鳴ります↓
ガン宣告から3ヶ月、あの世へ旅立った父。
この3ヶ月は今まで経験したことないほどに、家族全員が苦しい時間を過ごしたと思います。
病気で苦しんでいるのは父なのに、
それと同じように病んでいく私たち。
そこから少しでも脱するために、
父の死後に備えて動いていました。
この行動が本当に正しかったかどうかは、今でも少し分からないです。

父の希望を聞いておきたかったし…でもそれを話すのにはものすごく勇気が入りました。
父に気を遣いながら、進めた準備。
正直、やっておいて良かったと思います。これは断言します。
とくに葬儀の事前相談。
人が亡くなった瞬間から、葬儀までの時間はほとんど無いからです。
我が家はある程度覚悟していたので、まだ良かったのですが。
突然死などの場合、悲しむ時間も取れないほどに葬儀の話を進められたら…。
人の死を間近で見たのは初めてで、
『こんなに早く進めてしまうのか!』と衝撃を受けました。
可能であれば多少の準備をしておくこと。
もちろん100%の準備は無理ですが、関心を持っておくことも大事だと思ってこのような内容の記事を作りました。

お役に立てれば幸いです。
葬儀の事前相談
先ほど書いた通り、
葬儀の事前相談(見積もり)は重要です。
可能であれば、やっておくことをお勧めします。
見積もりを出すためには、以下2点のことを知っておく必要がありました。
①どこの宗派か
②お墓は所持しているか
①自分の宗派を知ろう
私含めて若い世代は、自分の家の宗派を知らない・興味を持っていない人が多いかもしれません。
また、両親も知らない場合もあります。我が家がそのパターンでした。

実父(祖父)の葬式に参列するまで知らなかったようです。
宗派によって葬儀の形が異なります。
だからこそ知っておく必要があるのです。
例えば、神道なら神主を呼びます。
仏教なら、お坊さんです。
我が家は神道だったので、父の遺骨を納める時に立ち会ってくれたのは神主でした。
ただし葬儀には呼んでいません。高いので…

って場合は無宗教扱いすることも可能。
しかし、家柄を大切にされる方も大勢いるので、彼らの理解を得る必要がありますね。
②お墓の有無・本人の希望を聞く
死後に入るお墓が決まっている場合、
骨壷の種類を決めたり、分骨するかしないかを聞かれたり。
そうでない場合は、
お墓を購入するか、納骨堂や永代供養施設に安置するか。散骨や樹木葬なんかもありますね。
これらの中から選びます。
もしも事前相談に本人が不在の場合は、先に希望を聞いておくほうがいいです。

私個人の希望は、通いやすい納骨堂。
でも海への散骨も惹かれます。
①②を知っておくだけで話がスムーズに進むので、細かい見積もりを出すことが出来ます。
どんな葬儀になったか
父は「あまりお金をかけたくない」と言っていたので、小規模の家族葬を選びました。
たくさんいる友人を1人も呼ばず、最低限身内だけの葬儀です。
そして父の希望(金額)を叶えるには、葬儀なしのプランを選ぶしかありませんでした。
それは…直葬(ちょくそう)。
葬儀をせず、火葬することです。
葬儀をすると、葬儀の費用の他に
先ほど書いた通り神主(坊さん)を呼ぶので、お布施を支払う必要があります。
このお布施…大体が30〜50万円。
交通費や飲食代、宿泊費なども含まれているのですが、この金額を聞いた時びっくりしました。
0がひとつ多いんじゃ無いかって(笑)
なので、葬儀は無しで進めました。
それでも一応、最後にお花や思い出の品を棺に入れる事(告別式?)だけは行いました。

最期まで心配していた父。
今頃どうしているのやら…。
ちなみに。
葬儀なし・家族葬で、タクシーや花などのオプションをつけておおよそ32万円が見積もり金額でした。
実際は、33万円と少しで見積もりとほとんど差がなくて良かったです。
大体の金額がわかっていると安心ですよね。
喪服・靴の準備も忘れずに
レンタルでいいやと思っていましたが、
亡くなった後だと心に余裕なんてないと思うので買いました。

今回はアンサンブルを購入しました。
ジャケットを脱ぎ着できるので、暑い日だったこともあって助かりました。
まとめ
今回は準備しておいて良かった【葬儀】のことについて書きました。
葬儀の事前相談のメリットは、やはり冷静な頭でプランを選択できるので後悔することが少ないところだと思います。
もちろん葬儀は人生最期の晴れ舞台なので、本人の希望が最優先されるべきだと思います。
葬儀について話すのは勇気がいると思いますが、葬儀を行う日はいずれ来ます。
もしも、今回の記事で話してみようと思った人がいるのなら全力で応援します!ファイトー!
今回はここまで。ありがとうございました!